CONNECT:×Pear inc.

香椎高校のファッションデザイン科では、生徒たちが洋服やファッション小物を企画・制作しています。

デザイン画を書き、型紙に起こし、生地を注文し、裁断・縫製をして作品を仕上げる工程までを、全て手作業で行なっています。

縫製技術のみならず、ファッションの歴史や伝統文化にも触れ、業界の第一線で活躍する人材になるべく経験を積んできました。文化祭では、製作した作品を身につけ、メイクやヘアアレンジを自分たちで行いファッションショーを開いています。このファッションショーの企画・実行は県内外の多くの人に注目され、ファッションデザイン科の認知度上昇に一役買っています。

また、香椎高校ファッションデザイン科は文部科学省のプログラムSPH(Super Professional High school)にも採択され、より実践的で最新の知識に触れてきました。

しかし今までの活動のゴールは「作品を作る」ことにあり、いかに自分たちの作りたい物を形にするかが目標となっていました。そこに「販売する」という視点を取り入れたのが今回の取り組みの目玉です。卒業し、社会に出て行く生徒たちにとって、ファッションデザイン科での経験はあくまで一部でしかありません。

作りたいものを形にするという考えから、求められている、必要とされているものを作り、利益を出すという考えへの転換には様々な困難がありました。そもそも、作った作品を販売するという発想は今までになく、先生方にもイメージが付きにくかったのです。

生徒たち、先生たちのファッションデザインにかける思いを知り、アドバイザーとしてこの取り組みに参加することになったのが、福岡市中央区でECコンサルティングシステムを開発している株式会社Pearでした。インターネットを通じた取引、ECのコンサルティングを手がけるPearの「ものづくりの力を持った高校生たちに作ったものを販売する経験をしてもらいたい」という思いから、高校生とECコンサルティング会社Pearとのタッグが実現しました。

まず初めに取り組んだのが、この取り組みを生徒たち自身のものとして捉えてもらうこと。そのために、ブランドを立ち上げ、コンセプトを明確にすることになりました。ファッションデザイン科の生徒たちは、教科を問わず、様々な学年の先生方を巻き込みながら話し合いを重ね、自分たちのイメージを表現するブランド名とコンセプトを決めました。

ブランド名は CONNECT:

「過去の流行を今の流行へと再生させ繋ぐ」という意味の”CONNECT”に
「過去と今は時代を超えても共通している」という思いを込めてコロン( : )を付け加えました。ファッションの流行は時代を超えて繰り返します。自分たちの作るアイテムは、繰り返す流行に香椎高校ファッションデザイン科らしさを足し、現在に繋いでいくものにする、それが生徒たちの答えでした。

 

 


      

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